松帆神社ブログ第12回・平成29年度 松帆神社例大祭ダイジェスト

去る10月1日(日)に、好天のもと松帆神社 例大祭(秋祭り)が斎行されました。例年にも増して多数の方に祭りへのご協賛をいただき、誠にありがとうございました。また、今年は谷・中ノ丁・戎ノ丁の3町内会から布団太鼓(淡路のだんじり)を、仮屋保育所からはこども太鼓を出していただき、いつにも増して賑やかな祭りとなりましたが、事故なく無事に祭りを終える事ができ、関係者の皆様には心より御礼申し上げます。ここでは、祭りの様子をダイジェストでご報告いたします。

<菊一文字一般公開>

例大祭の神事に先立って、10時からはこちらも恒例の 神社の宝物・重要美術品の名刀菊一文字の一般公開を行いました。年1回、この例大祭の日にだけ一般公開するという事もあり、大勢の方がいらっしゃいました。今年はツイッターでも告知をさせていただいた効果もあって、島外からも多数の方が菊一文字を一目見ようとお越しいただきました。本当にありがとうございました。来年の例大祭でも皆様に菊一文字をお目にかけられるよう、精一杯手入れを行って参ります。

 

<こども太鼓宮入り>

例大祭の本殿での神事終了後、13時からは祭りの華・太鼓の宮入りとなります。まず最初は、仮屋保育所の年長の皆さんのこども太鼓宮入りです。父兄のサポートを受けながらですが、「チョーサジャ!」の掛け声も立派に太鼓の練りを行い、練りの後のたいこ唄奉納も上手に歌い上げ拍手喝采でした。

 

<布団太鼓宮入り>

今年の布団太鼓は、前述のとおり中ノ丁・戎ノ丁・谷の3町内会から出していただき、それぞれ勇壮に練り込みを行っていただきました。一連の宮入りの練りの様子をスタートからご紹介します。

宮入りの開始前は、ご覧のように各町内から運んできた太鼓を神社駐車場に安置してお昼休み。3台揃うと壮観ですね。(左が戎ノ丁・真ん中が中ノ丁・右が谷)

 

保育所の宮入りが終わると、さぁ大人の力の見せ所。太鼓は一旦鳥居まで向かい、その後宮入りの為 本殿前の広場に向かいます。神社の山門を注意深くくぐったら、さぁ練りも本番!「チョーサジャ!」の掛け声が一層高く響きます。

※「チョーサジャ」は近畿・瀬戸内を中心に用いられる、だんじりをかつぐ際の掛け声。「チョーサ」は布団太鼓やだんじりを指す古語・俗語なのだそうです。

 

練り込みが最高潮に達すると、「サッセー!サッセー!チョーサ!」の掛け声ともに、太鼓衆が力を振り絞って布団太鼓を頭上に差し上げます。太鼓をかつぐだけで体力を大きく消耗する訳ですがから、この「差し上げ」は何回もできない大技です。

※「サッセー」という掛け声は「差し上げろ」の略のようです。「太鼓(チョーサ)を差し上げろ(サッセー)」という事ですね。

 

練りも終わりに近付くと、屈強な太鼓衆にも疲れの色が…。本殿前の階段下まで到着したら練りは終了し、太鼓衆が唄を奉納します。

 

いかがでしたでしょうか?これ以外にも、地域の皆さんが楽しみにしている餅撒きや、神輿渡御など、今回はご紹介できない例大祭の行事が多数ございました。来年2018年(平成30年)の例大祭は、10月7日(日)斎行となります。また大勢の方にお越しいただければ幸いです。

2017年10月04日